群馬前橋名物「片原饅頭」は最高に美味しい酒まんじゅう

お店・グルメ

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群馬には酒まんじゅう店がいくつかありますが、その中でも一押しは前橋の片原饅頭です。

昔から酒まんじゅうといったら片原饅頭と言われていたのですが、本家のお店が無くなってしまってから一時期途絶えていたのです。

それが、数年前に復活してまた食べられるようになりました。

昔は前橋街中の前三デパートの近くにあって、私が小さい頃は両親がよく買いに行って、しょっちゅう食べていたものでした。

おまんじゅうが包まれているのは、全て木の薄皮でした。薄くけずった木の皮を、よくタケノコの皮でおにぎりを包むみたいにおまんじゅうを包んであるのが特徴的でした。

復活して今は別の場所(西片貝町の戸田書店のすぐ近く)にあるのですが、久しぶりに買いに行ってみました。

2021/3追記
2020年11月15日で閉店しました。店主が高齢で体力気力の限界の為引退との事です。後継者が見つかるまで休業との張り紙がしてありました。
早く、後継者が見つかるといいですね。

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数年前に復活した「片原饅頭」

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正直言うと、復活したての頃に買いに行って食べた時は、まだまだだな、と思ったのですが、それから1~2年後には、ああ元の味に大分近づいたな、と思ったのでした。

最初2004年から「ふくまんじゅう」として販売し始め、2012年に「片原饅頭」として販売してから今年は、もう4年位経ったところでしょうか。

相変わらず沢山売れているようです。
私が買いに来た時も、年配のお客さんが10個、20個と買っていました。
やはり年配の方が多いようですね。

 

片原饅頭は上品な甘さのあんこと皮の美味しさが決め手

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紙包みを開けたところ。ビニールで包んである。元祖の昔は、この包みも木の薄皮でした。

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酒まんじゅうの下は、昔の名残で木の薄皮が敷いてある。

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薄い色のこし餡ですが、この餡が非常に上品な味で甘さ控えめのあんこなのです。
あんの小豆は北海道の指定農家の小豆を使用。

皮は、イースト菌を使わずに麹・米・もち米・小麦粉だけを使っています。
イースト菌を使っていないので固くなるのも早いのですが、時間がたっても麹やお酒の風味が消えないのです。

買って帰って80代の母親にあげたら「やっぱり元祖の味には及ばないね」と辛口のコメント。

私は「そうかなあ?かなり元祖の味に近いと思うけど」と思ったのですが、元祖の片原饅頭を長年食べ慣れている人間からしたら、そう感じてしまうのかもしれません。

元祖と100%同じ味ではないかもしれないけれど、それでも復活してくれて良かったと思っています。もう二度と食べられないと思っていたものが、再び食べられるようになったのですから。

おまんじゅうの形も、開店したての頃よりも、なめらかで綺麗になったような気がします。
できたての頃は、もうちょっと素朴な形だったような気が(お店の方、ごめんなさい)

でも、作っている人達が一生懸命作っているのが伝わってきます。
元祖の味に近づこうとしている努力が分かります。

昔の子供の頃は、確か1個70円位の時もあったのですが、現在は1個140円とお高いです。
高いからしょっちゅう食べる事はなくなりましたが、それでも時々食べたくなるおまんじゅうです。

 

 

妙見茶屋の酒まんじゅうと比べてみる

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左が妙見茶屋、右が片原饅頭。

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妙見茶屋の酒まんじゅうは、イーストが入っている為か、生地がパンみたいにふかふか。

2日経った酒まんじゅうは焼くと美味しい

時間が経つとおまんじゅうは固くなるのですが、その場合は焼くと美味しく戴けます。

※他にも美味しい食べ方があります。
下の方の記事 
片原饅頭の「賞味期限と美味しい食べ方」~を参照下さい。

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2日後の酒まんじゅう。左が妙見茶屋、右が片原饅頭です。
妙見茶屋の方は、イーストが入っているせいか、2日経ってもそれほど固くはなかったです。

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トースターで焼いたところ。左が妙見茶屋、右が片原饅頭です。

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片原饅頭。皮がかりっとしていて、焼いてあるが食べると酒饅頭の味がする。

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妙見茶屋の方は、焼くとお酒の味が弱くなるような気がしますが、美味しいです。

比べるとしたら、時間が経っても焼いても、私にとっては味は「片原饅頭」が一番です。

これからもお店が無くならないでずっと続いてほしいですね。

妙見茶屋の酒まんじゅうも、値段が1個90円とお手頃ですし、
群馬に何店舗もあるので、出来たてがどこでも買えるのでお勧めです。

 

片原饅頭の「賞味期限と美味しい食べ方」

添え書きから抜粋すると、
片原饅頭の賞味期限は2~3日。 夏場は1~2日
夏場は早めに冷蔵庫か冷凍庫に入れて下さい。

無添加酒種まんじゅうの為、製造から6時間位で固くなり始めます
別名「酢まんじゅう」と言われ、少し酸味がありますが食べる際には差し支えありません。

製造2~3日以内での美味しい食べ方 
製造2~3日で食べる時に電子レンジを使うと、水分が蒸発して一番風味が落ちるようです
蒸す蒸し器などで5~10分位蒸す。
ご飯を保温してある炊飯器に、お饅頭の下に木の薄皮が付いたまま5~10分位入れる。
焼く少し固くなったら、少し油をひいたテフロンのフライパンで、両面をキツネ色に焼く。
オーブントースターでキツネ色になるまで焼く
油で揚げる。

 

すぐに食べない場合は、1個ずつラップをして冷凍すると30日保存できます。
冷凍したものを食べる時は、ラップをはがしたお饅頭にキッチンペーパーか濡れ布巾に水を軽く含ませてかぶせ、ラップをかけて電子レンジで40秒~1分位温めて柔らかくなったら、そのまま食べてもいいし、焼いて食べても美味しいです。

 

※2018/4/5追記

片原饅頭は、現在は西片貝店のみです。以前あった「高崎高島屋店」は現在は無いそうです。

値段は1個140円(税込)のまま。

 

↓ 久しぶりに買ったおまんじゅう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑懐かしの木の薄皮に包まれている

 

 

 

 

 

いつもはもっと平ったいお饅頭が、気のせいか、田舎饅頭みたいにふっくら膨らんでいるような。最近、春にしては暑くて気温が高いから酵母が活発なのかなあ?

酵母は気温に敏感だしね。

とはいえ、まだ温かくて上品なあんこの美味しいお饅頭でした^^

 

お店情報

 

片原饅頭  (有限会社 正幸 まさこう)

住所〒371-0013 群馬県前橋市西片貝町4-16-10
電話・FAX兼用027-243-4459
営業時間8:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日月曜日(月曜日が祝日に当たる場合は翌日火曜日定休)
木曜日
駐車場無料駐車場あり(店の前と道路の反対側)
通信販売あり。電話・FAXで受付
値 段1個140円 (※2018年時点の値段です。)

※2020年11月15日で閉店しました。店主が高齢で体力気力の限界の為引退との事です。
後継者が見つかるまで休業との張り紙がしてありました。

 

妙見茶屋 本店

住所群馬県高崎市引間町159-1
電話027-373-1217
営業時間8:30~18:00
定休日不定休

 

 

 

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